Daily Picksアーカイブ 最新30件 もっと見る(カレンダー形式)
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9/3 Fri
ぼくらの森
- 人物撮影でも言えることですが、表情をとらえるだけが写真じゃないですよね。本作のような写真を前にすると、つくづくそう思います。子猿2匹の背中を巧みに使ったストーリーがとにかく秀逸。自分たちが暮らす森の風景を見つめ、彼らはいったい何を思っているのでしょうか。また遠景には、遠く人里の様子も写っています。このため鑑賞者である人間は、人と自然(広義に動物まで含め)との共生について思いを巡らせることができます。葉の一部が枯れてしまっているのが残念でなりませんが、「pipiさん」の構成力が光る1枚です。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:pipiさん / 登録日:8月22日 / 機種:Nikon D90
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9/2 Thu
完
- 写真のインパクトもさることながら、漢字一字の強烈なタイトルにも目を奪われました。「完」という文字には「やり遂げる、全うする」といった意味があります。長い長い地中での生活を終え、この夏、地上に出て力いっぱい鳴き続けた彼の最後の姿。本分をまっとうできたのかどうか定かではありませんが、彼は見事に「やり遂げた」と信じたくなる光景です。もっとも、そう思いたくなるのは、本作が悲哀を伝えるようなフレーミングで撮影されているからでしょう。画面隅に追いやられた亡骸は、その先の光に届かなかったようなもの悲しい印象を与えてきます。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:Toshi.さん / 登録日:8月23日 / 機種:PENTAX K-7
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9/1 Wed
秋の入り口
- 高原に一足早く訪れた初秋の風景。株についているのは大半が蕾であり、花開いているコスモスはごくわずか。その花の少なさが「秋の入り口」という季節感をよく出していますね。その上で「てるてるさん」は、2つのコスモスの株を門扉のように配置することで、もう1つの“入り口”を作り上げました。門の向こうに見える景色はおぼろげで、荒野に立つ二本足の大樹はどこか恐ろしげに見えますが、画面構成のうまさもあって視線が奥へと吸い寄せられるようです。紫がかった色合いも嫌味が少なく、作品の雰囲気を盛り上げる良い味付けとなっているようです。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:てるてるさん / 登録日:8月16日 / 機種:Nikon D60
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8/31 Tue
hamamasu
- 夏の終わりを惜しむかのように、波打ち際にたたずむ少年と少女。8月最後の日を飾るに相応しい作品と思い、本日のDAILY PICKSに選ばせていただきました。撮影者は少し高い位置から撮影しているのでしょう。少し俯瞰気味の視点が得られたことで、少年・少女の視線が遙か彼方、水平線に向かっているような画面効果が生まれました。人物を起点とした流れの作り方、この点にたいそう感心させられた次第です。空、海、陸の三要素をほぼ均等に配置したフレーミングも、写真に安定感をもたらしているようで好感が持てます。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:zeroさん / 登録日:8月15日 / 機種:OLYMPUS E-P1
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8/30 Mon
力人Ⅱ
- 地方巡業での1コマなのでしょうか、熱心に稽古に打ち込む若手力士の姿が心を打ちます。肩から上腕にかけてへばりついた砂は、彼が何度も土俵に転がされたことを雄弁に物語っています。アレコレ取り沙汰されている相撲界ですが、こうして夢に向かって日々精進を重ねている若者がいるというのは紛れもない事実。その力士のひたむきな姿を最高の表情とともに切り出しています。それにしても相撲界って、雑誌社などに閉鎖的な態度を取っていることもあり、一般人が目にするのは報道の記録写真くらいに限られます。こうした名作がもっと世の人々の目に触れれば、相撲界のイメージアップにつながりそうなものですけどねぇ…。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:makieniさん / 登録日:8月17日 / 機種:Canon EOS-1D Mark IV
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8/29 Sun
シワガラの滝
- 兵庫県新温泉町・小又川渓谷の深部にあるというシワガラの滝。洞窟の先に神秘的な滝が流れる、というシチュエーションを、10mm台の超広角レンズを使うことによってうまく表現しています。画面右側を覆う岩壁は画面に遠近感を生み出すとともに、シャドウが広く取り込まれたことで、遠景の光や滝の流身といったハイライト部がいっそう引き立ってきました。2秒のスローシャッターによって得られた水の動感表現も適切であると思います。本作は滝と正対してストレートに表現していますが、岩壁の入り方に気を配りつつ、ローアングルで狙ってみるのもおもしろそうです。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:SAMURAIさん / 登録日:8月15日 / 機種:Canon EOS 50D
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8/28 Sat
号砲一発
- 選手の緊張がピークに達し、エネルギーを一気に爆発させる瞬間をものの見事にとらえています。力強さや緊張感に充ち満ちた作品であり、見ているこちら側も思わず息を止めてしまいそうです。横方向に走るスクラッチのような画像処理は、作品にスピード感を与えるという点で効果的であったと思います。同時にコントラストも高めに調整することで、まるで陸上競技会のポスターのような仕上がりが得られました。肌の暗部がやや墨っぽくなっていますが、とにかく強烈なインパクトが目を引く作品です。「号砲一発」という画題も作風とマッチしており、良い味付けになっていると感じました。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:masa7さん / 登録日:8月16日 / 機種:OLYMPUS E-3
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8/27 Fri
Sweet Corn
- 見ているだけでコーンの甘みが口中にジワーっと広がっていくようです。身近な食材であるだけに、鑑賞者の視覚や味覚、そして想像力が喚起されやすいのかもしれませんね。それにしても素晴らしいライティングと露出です。意図的に明るめの露出を選ぶことでコーンの黄色を鮮やかに、シズル感たっぷりに描写しています。レフ板を当てているのか、コーンを包み込むような優しい光も印象的で、作者の卓越したライティングセンスがうかがえます。ところで撮影者である「enough60さん」は「第2回 創造する人々 写真展」の幹事をしていらっしゃいます。現在、写真展への参加者を募集しているので、興味のある方はぜひ「enough60さん」にお問い合わせください。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:enough60さん / 登録日:8月15日 / 機種:Nikon D90
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8/26 Thu
Éclosion
- 荘厳なイメージで撮影されることが多いモン・サン=ミシェルですが、本作にはどこか禍々しい雰囲気が漂っています。垂れ込める暗雲の中、怪しげな閃光を放つ建造物は魔城のようにすら感じられます。でも、そんな第一印象は、本作を大きく表示した瞬間に一転しました。画面にうまくフレーミングされた放射状の雲。その切れ間からは星空が顔をのぞかせており、教会から放たれる光跡が、その天空の灯火を探し求めているかのように感じられます。暗闇の向こうにあるはずの光を求めて……。そんなメッセージが頭に思い浮かんだ途端、宗教画のような神秘性を感じた次第です。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:un terrienさん / 登録日:8月16日 / 機種:Nikon D700
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8/25 Wed
今日のはな子さん#4
- 戦後はじめて来日したゾウとして知られている、井の頭自然文化園の「はな子」。今年で63歳を迎える彼女の肌には、積み重ねてきた年月の深みが表出しているかのようです。本作は、そんな彼女の穏やかな表情をストレートにとらえました。薄曇りの日に撮影されたものなのでしょうか、斜めに差し込む朝の光は穏やかで、はな子の表情と相まってとても優しい空間を作り上げています。そして何よりのポイントは、前方に伸ばした鼻の仕草でしょう。まるでこちらを手招きしているかのようであり、見ていて心がなごむ作品です。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:mish-mashさん / 登録日:8月18日 / 機種:OLYMPUS E-500
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8/24 Tue
目覚める渓流
- 光芒さす渓流の風景をシンボリックにとらえています。上空から差し込む幾筋かの光と、雄々しく流れ行く川の表情が神々しい風景を作り上げていますが、その両者の接点を200mmという望遠域で抽出したフレーミングがとにかく見事です。そして、試行錯誤の末にたどり着いた答えなのかもしれませんが、1/4秒というシャッタースピードの選択が素晴らしい。このシャッタースピードによって川面に荒々しさが表現されていますし、水面を飛び跳ねる水しぶきの軌跡もバッチリ写しとめられています。「rest placeさん」のカメラアイが光る一品と言えそうです。(デジタルフォト:出井貴完)
- PHOTO DATA / 作者:rest placeさん / 登録日:8月12日 / 機種:Nikon D700


















